クローブ

別名:丁子(ちょうじ)

甘くエキゾチックな香りのするスパイスです。ナツメグ・メースと同様にヨーロッパで非常に人気があり、マゼランが探し求めたスパイスの一つです。ナツメグ同様にスパイス諸島であるモルッカ諸島が原産で、花が咲く直前のつぼみの状態を刈り取り、乾燥させてスパイスとして使います。

クローブは薬効に優れ、肌、咳、喉、胃腸、心臓、などに効果があると認められており、現在では美容のためアンチエイジングなどに効果があるといわれています。その薬効は古くから知られており、薬として使用されていました。17世紀ヨーロッパでペストが流行したときは、空気の浄化の目的で置かれていたことがあったとか(実際の効果は不明ですが…。)

カレーに使用する際は、ホールをテンパリングして油に香りを移して使用したり(ホールは取り除きます)。またお菓子などに甘い香りづけにパウダーを少量降ったりします。

クローブも世界四大スパイスの一つです。